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​1. セルフケアの重要性

2. 起始腱ってなに?

3. ツボってなに?

4. 人にやってもらう指圧がなぜ気持ちいいの?

​5. アツシのパフォーマンスを支える真面目な理屈

​1. セルフケアの重要性

 トレーナーを雇えるようなプロアスリートはともかく、一般の我々の体は我々自身がケアするよりないです。普段の暮らしで状態を悪くして治療院へ行って、良くなったらまた普段の暮らしで悪くなる、といった治療院任せのケアはお勧めできません。普段から口腔内をケアして、2~3か月に一度歯医者さんで様子を見てもらい、極力ドリルで歯を削るような治療を避ける、といった口腔ケアのような形をとるのが、体にとっても最も良いのだと確信しています。

 日本の腰痛人口は約2800万人ともいわれ、その85%はレントゲンやCT画像に現れない、その原因として背骨から仙骨にかけての体の中心ラインがストレスで歪むため、そしてそれは長時間の運転、パソコン作業、立ち仕事などの仕事ストレス起因であることが多いといわれます。そういった不調に対し、一度は治療院を受診し、自分の体の状態を把握した上で、毎日のセルフケアを行って痛みと共存して生きることをお勧めしたいと思います。単なる体操やストレッチだけでは中々腰痛などの緩和が難しくとも、このアツシと併用して頂ければ、ワンランク上のセルフケアが可能になると確信しております。是非、お試しください。

2. 起始腱ってなに?どうしてそこを刺激して筋肉が活性化されるの?

起始腱ってなに?

 起始腱とは、筋肉が体を動かす上で土台になる骨に付いている腱のことで、良い刺激を与えると筋肉が気持ち良く活性化されます。起始腱を押圧すると、体(脳)は筋肉がとても緊張していると勘違いして筋肉を緩めようとします。それで筋肉が緩むのですが、アツシの上に乗ってリラックスした状態で押圧すると、筋肉の緊張をよりほぐすことが出来ます。     押圧で筋肉中の老廃物を押し出し、その後で新鮮なリンパ液と入れ替える作業と並行して行い、さらに臓器や神経と連動した東洋医学のツボ押しとローテさせることで、今までにないレベルのセルフケアとなります。

ツボってなに?

3. ツボってなに?

 起始腱以外にも、押圧点があります。筋肉のみならず、内臓や血管、神経と連動して生じる押圧点です。詳しいことは専門書に任せるとして、東洋医学においては、人の体には「気」と「血(けつ)」が流れる経路があり、不調の時はこの流れが停滞して、各器官の機能が低下すると考えます。

  ツボとは体の器官につながる経路上の調整点です。ツボを刺激することで関連する筋肉の機能を高め、気、血の流れを良くし、不調が改善されます。こう書くと難しいですが、「セルフケアの方法」をご参考にご自分のツボを探すと、結構簡単にツボは見つかります。そこを指圧すると気持ち良く感じるし、不調の場所は硬くなっていたりします。

​4.人にやってもらう指圧がなぜ気持ちいいの?

 例えば、環跳という、座骨神経痛の有名なツボがあります。自分で簡単に押せてそれなりには効いてる気はしますが、すごく楽になったようには全然感じません。その理由は、体の感じ方。楽な姿勢で何もしない状態受ける気持ち良い刺激こそが、体を副交感神経優位に導きます。  一方、体の片側のツボの下にボールや指圧器を置いて、その上に乗るやり方はどうでしょうか?体の片側にツボ当てするための不安定な態勢を保持するために力を使ったり、下に置くものが硬かったりすると、骨に当てて痛い思いをしないよう気を使ったり、中々副交感神経優位は難しい。完全に脱力、リラックスして体を預けられる指圧器が求められていると感じます。また、力任せに押さえると、身体はその力に反発してしまい、固くなります。ソフトにかつ奥までしっかりと押圧することが必要です。

5. アツシのパフォーマンスを支える真面目な理屈

1.指圧位置を自在に動かす構造にこだわった訳
 
 NHKの健康番組「東洋医学 ホントのチカラ」で、ある先生が、仰向けに寝た状態でお尻の肉のほぼ中央部にある「臀中」というツボの下にソフトボールを置いて刺激する効能について述べておられました。ゲスト出演者の方が実験台を務められ、「先生、気持ち良いけど、痛い!」と悲鳴を上げておられました。
 臀中の指圧効果が大きい事がわかります。また、ソフトボールは硬すぎるけど当たる面積が大きいから、筋肉組織を傷めずにしっかり指圧できることも確認できます。でも、特に強い腰痛の自覚がある訳でもない出演者の方には、ちょっと拷問だったかも。。。

 その理由は、頭と足先以外の体重がほぼ硬いソフトボールの上1点にかかってしまったためです。だけど体を支えるためにどこか別の部位に力が加わると、何か今一つ焦点が定まらず、効いた気がしない。

 それを解決するためには、仰向けに寝た状態で体の中心線対称にある二つの同じツボの下に二つの球を置くこと。そうすれば、難しくない自然体で体を乗せられ、体重が二分されるから力も強過ぎない。刺激の強さは、荷重の大きさよりも荷重を与える時間でコントロールするのが良いのです。当然、二つの球をツボの下に固定する器具が必要になります。

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 これって、指圧師がツボに親指を当てじーっと体重をかける行為を上下反対にするにほぼ等しい。(だからアツシ) 元々、技術者の私はこの器具を自作して愛用しましたが、「臀中」を毎日ケアすると、自分の体の別の病んだ部位が「臀中」ばっかひいきすんなよ、とブーイング。一番気になるとこが何とかなると、次の課題が気になるのは何でも同じです。

 最初は、ねじ構造で軸を回して位置を変えれるようにしたり、詰め物の大きさを変えたりしましたが、セルフケアって、たかだか寝る前の10分~15分。位置を変えるのが面倒なツールでは、一番気になる部位をケアしたら、セルフケアをやめて寝てしまいます。 また、指圧球の位置がぐらつく構造では、体重を乗せたときに球がツボから逃げ、期待を裏切られた体はガッカリ。 だから、位置を簡単、自在に変えられ、でもしっかり体重を支えられる構造にこだわりました。(特許取得)

2.「指圧師の親指」を目指した指圧球 

 ご使用者が上に乗ってから位置を微調整いただくから、調整前は位置がちょっとずれて骨に近いところに当たることもある。 だからまず、当りが優しいことが必須と考えました。実際、ツボを探るときの指圧師の指は、優しい。でも、柔らかなだけではしっかり押せないのです。指圧師は、腕力を使わず、ツボに当てた親指に体重をじーっとしっかりかけていく。 体を上に乗せるものとして、よくテニスボールが使われますが、もっと当りが優しく、もっとしっかり押せなくては、目指すものに足りません。また、頭部、首部の指圧も大切な要素ですから、テニスボールのようなケバケバ表面では、商品としてはダメ。 そこで行きついたのが、滑らかなスキン層で覆われた発泡シリコンゴムでの発泡チューニングです。

 タコ焼きだと表面がカリっとして中はとろーりが良いのですが、指圧球は表面を柔らかく、内部は硬くしたい。 そのため、表層側に発泡量を多くして中心付近では少なくしました。とにかく、発泡密度の分布にこだわりました。 その結果、表面硬さはテニスボール比0.6倍、押し力は1.4倍を実現しました。

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こだわりのシリコンゴム発泡量チューニングが 指圧師の親指を再現しています

発泡シリコンゴムボール

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テニスボール

外側が硬く、中は空洞

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